gn to t.Y. 覚え書き

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覚え書き

QUEEN/クイーン ヒストリー UNDER REVIEW 1973-1980 QUEEN/QUEEN HISTORY 1973-1980

オープニングは Killer Queen
Keep Yourself Alive: どこかのライブ映像。歌詞の訳も出るところが良い。フレディさんの黒い衣装がかっこいい。ワイルド。ギタリスト・マガジンの方がレッド・スペシャルと Vox アンプで「リフはペンタトニックで~」とかギタープレイの説明をするところが面白い。この他、レッド・スペシャルはブライアンさん本人が作ったものだという説明もされる。そして VOX AC30 の他にグレッグ・フライヤーさんが作ったトレブル・ブースターの紹介。AC30の音をひずませてくれる。最後は6ペンスコインのピック。手に入りずらいため、オーストラリアの同じ大きさのコインを使っていた。
最初のアルバムや2枚目とかがパッとしない頃のプロモーション写真ではブライアンさんがナチュラルっぽい Stratcaster、ジョンさんが Jazz Bass を手にしていて、おそらく撮影現場で用意された楽器なのではないだろうか。他のカットでは Rickenbacker のベースを手にしていたりして、Precision Bass を持つ姿を見慣れていた人にとってはちょっと新鮮。
Seven Seas Of Rhye: どこかのライブ。2枚目のアルバムからだが、フレディさんは短髪でけっこう新し目のライブ。なかなか歌詞がすばらしい。初期からのクイーン好きにはボヘミアン・ラプソディ以降を否定する人もいるんでしょう。
Killer Queen: よく見るプロモビデオ。全英チャート2位。歌詞にはフルシチョフケネディが登場する。ジョンさんが作った小さいアンプであの音を出したとか、ブライアンさんのギターについても解説が入る。ソロは三つのPUを全部オンにして、ピックを使わずネックの上で弦をはじくのがポイントらしい。ヘビーロックに大道芸、ビクトリア王朝風にグラムロック等々、様々な混合の結果だと人は言う。そしてフレディさん無しではできなかったと。ブルース歌手には歌えない歌。
Stone Cold Crazy: フロントマンは間違いなくフレディさんですが、Queen のロックを支えるのはブライアンさんのギター。それを代表する曲として Stone Cold Crazy が紹介される。歌詞もロック。
Bohemian Rhapsody: 曲が長い、シングルにならない、ラジオでかからないというのは知られた話。でも成功してしまった。ザ・フーピンク・フロイドが LPレコード2枚をついやして作り上げたロック・オペラを6分で完結させてしまったと話す人もいた。多くの人が歌詞について探求しようとするが、「それはフレディにしかわからない」に行きつくところが面白い。それにしてもブライアンさんのレッドスペシャルはヘッドの角度はほとんど無さそうでテンションが緩そう。
Somebody To Love: Bohemian Rhapsody があったから成り立った曲という方もいらっしゃる。ギター中心のバンドから脱却した曲とも言う。
Good Old Fashioned Loverboy: アルバム「華麗なるレース」がなかなか評価されない話し。「オペラ座の夜」のような傑作アルバムの次作はクイーンに限らず作るのが大変。
1977年はパンクの時代。お金を稼いで豪勢な暮らしをしたり、税金対策で国外移住するミュージシャンは反感を買ってしまう。メジャーでビッグなバンドにとっては大変な時代だったかも。でも 1977年 に発表した曲でまた復活。良い曲を作れば良いということだった。
We Will Rock You: 短髪のフレディさん。イントロのギターリフがロック。あおりまくってからおなじみのドンドンパ。単純なリズムと歌詞の内容はパンクへの回答とも読める。ギターのフィードバックについて説明がはさまれる。We Will Rock You のラストのリフを実演。けっこう音が近い。ブライアンさんのガッツポーズがイカしてます。
We Are The Champions: サッカーを応援するための歌でもあったらしい。歌詞は Bohemian Rhapsody の続編にも思える。大きい会場であればあるほど映える歌。We Will Rock You もそうですが英語圏以外でも分かりやすい歌詞が良いんでしょうねえ。Radio Ga Ga のガガとかググとか。アルバム「世界に捧ぐ」は売れたが散々な批評。それは良い曲が2曲しか入っていないから。これ以降すぐれたアルバムが発表できなくなったと言う。でもライブは続く。会場もスタジアムばかり。人もいっぱい来る。
Bicycle Race: フレディさんの髪型がなんだか中途半端。流行りものや偶像は好きじゃないということか。アルバム「ジャズ」は全英2位になるも評判も様々。多様性やジョークが批評の対象になる。Fat Bottomed Girls は散々な評。
Don't Stop Me Now: 軽快で楽しい曲ですがアメリカではなかなか売れなかった。「ジャズ」はバンドのジャンル分けができないアルバムだった。
次の「ザ・ゲーム」になるとほとんど聴いたことがなかったが、クイーンにとっては全米1位になった曲が入っているアルバム。でもギターを説明する人は酷評している。
Crazy Little Thing Called Love: ロカビリーな曲。エルビスへのオマージュ? 古き良き50年代なところがアメリカで受けたんでしょうねえ。フレディさんはブロンドっぽいメイプル指板の Telecaster を手にしている。対してブライアンさんは黒いローズウッド指板の Telecaster。でもいつの間にかレッド・スペシャルに持ち替えていた。ロジャーさんの身体がかなり丸くなっているような。4人の他に誰かがピアノを弾いている。サポートメンバーが入ることもあったのだなあ。
Another One Bites The Dust: いわゆる「地獄へ道連れ」。これはライブではなく MV っぽい。ボンボンボンのベースが印象的な曲。クイーン流ディスコかファンク。これもアメリカでヒット。なんだかんだ「ザ・ゲーム」はすごいアルバムだったらしい。ここでの多様性はめっちゃ評価されている様子。クイーンが音楽的影響を与えていないという説が面白い。なぜなら彼らはユニークすぎたから。そして多様性に富んでいたから。
ということで UNDER REVIEW 1973-1980 はここで終わり。この次はフレディがソロになったり仲が悪くなったりとかいう話しでも出てくるんだろうなあ。しかしこのビデオは本人たちが登場しないところがなんだかな。

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