gn to t.Y. 覚え書き

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覚え書き

無頼平野 -昭和侠客外伝-

岡田奈々さんが出ているので見る。小顔でかわいい。ちょっと二重アゴっぽいところすら魅力になってしまうところがすごい。彼女が演じるナミを中心にして話しが進みます。彼女に関係する人たちが、彼女の人気をねたむ女優、凶悪ストーカーなエロ幹部、純粋なファンに片思いの用心棒に実の親父と、バラエティに富んでいて面白い。最初のシーンでは映画『ベルベット・ゴールドマイン』を思い出したりする。時と場所の設定は無し。雰囲気的には1950年後半から60年の間くらいでしょうか。血液売買と言えば映画『太陽の墓場』ですが、この映画だとそれがちゃんと会社になっている様子。いわゆる民間商業血液銀行でしょうか。血がお金になるのなら、わざわざ病院に献血には行かないでしょうねえ。劇中でも売血する人が大勢います。しかし血液銀行での作業風景が非常に怖い。おまけに胎児ではけっこうショック。でも雰囲気が違うだけで今でも同じようなことをしていたりして。今では裏の顔がいくつもありそうな佐野史郎さんが、ぼくとつで良い人な役。南原宏治さんに砂塚秀夫さんや由利徹さんなどのベテランを配しながらも、マジシャン役で大槻ケンヂさんを登場させたりと、緩急の配役がすばらしい。その中でも主人公サブの思い出の人でもある任侠男リュウ吉田輝雄さんというのが、まさに石井監督。最初は渡辺文雄さんかと思いました。そのリュウやサブの過去を回りくどいセリフ無しに映像で見せるところが素晴らしい。サブは好き嫌い以上にリュウの存在があるからこそナミを守っているのかも。グロや暴力ときたら次はエッチ。佐野さんのシーンも含めれば、イケイケの女性から夫を捜索中の子連れの人妻まで3シーン有り。豪華ですが激しいところもあるので子供と見るにはちょっとつらい。しかし、いくら挑発されたといえ、あそこでサブがエッチしてしまっては黒竜会にとやかく言えないのでは? その黒竜会のボスがカジヤマ。彼はなんだかんだとナミを愛人にして抱こうとする。無理矢理襲ってしまえば済む話しなんでしょうが、彼女の納得のもと自分の女にしたいんでしょうねえ。そのカジヤマのどこをどう見ても悪役にしか見させない演出がすごい。顔も凶悪で憎たらしさ満点。虎の威を借る狐のごとき彼の取り巻きにも腹が立つ。この両極端な演出も石井監督ならではなんでしょうか。岡田奈々さんのエッチは無いですが、その代わりレビューシーンが長尺。たくさん練習されたのではなかろうか。その中でもカツラをかぶったコントなレビューが見もの。元々のタイトルは『無頼平野』なのに『昭和侠客外伝』を付け加えたのは、石井監督の映画で『昭和侠客伝』というのがあったせい? それとも任侠映画好きを呼び込むため? と色々思ったりする。でも時と場所は無いことになっているのに『昭和』と入れるのはなんだかな。冒頭の黒竜会が血液を欲しがる理由は、当たれば血が飛び出るパチンコ玉を作るため。パチンコといってもチンチンジャラジャラのパチンコではなくてゴムで飛ばすパチンコ。そこでよく思い起こしてみるとこの映画の世界では銃が登場しなかった気がする。刀やドスとゴムパチンコで戦う任客たちのだった。面白かった。

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帰ってきたウルトラマン VOL.9

引き続き11月の傑作群を含む巻。名作というより異色作が多い。
33話 怪獣使いと少年
社会ドラマであるとか色々と話題になる回。この話しで良かったことをひとつ上げるとするなら、いつもであれば宇宙人は最期に素顔を見せますが、この回では人間の顔のままだったこと。宇宙人の中でもかっこいいとは言えないメイツ星人の顔を見たら、暴徒と化した人間たちは恐怖で更にムチ打ったにちがいない。ゼラン星人もかなりひどかったですけど。あとはムルチがかなり強かった。北海道の枝幸なのか江差なのか気になる。炭鉱云々だから江差かなあ。
34話 許されざるいのち
『いのち』が漢字の『命』でないところがやさしい。植物と動物を混ぜて新しい生命を造り出してしまった物語。動物同士ではなくて植物というのが面白い。映画『悪魔の植物人間』はもうちょっと後だし、なかなか先を行っているのでは。もしかして人間も混ぜるなんて話しもあったのかもなあ。
35話 残酷!光怪獣プリズ魔
岸田森さんと次郎君のプリズムについての家庭学習ではじまる物語。プリズ魔がかっこいい。南極で眠っていたという怪獣。水晶体をイメージさせます。光があるときには姿を現さず、暗くなると光を求めて活動するということなんでしょうか。前半のウルトラマン対プリズ魔の戦いがシュール。ウルトラマンが苦しむ姿が残像エフェクト(?)でこれでもかと表現されて、当時の子供はけっこう困ったかも。プリズ魔をおびき寄せる作戦が『東京照明オフ作戦』。プリズ魔をおびき寄せるため、余計な街の照明を消すというもの。野球場が舞台なのもめずらしい。郷秀樹の一か八かの攻撃が成功するのかというハラハラドキドキな回。良かったのか悪かったのか異色の終わり方。けっこうハードな展開だった。
36話 夜を蹴ちらせ
大人向けでしょうか、美人さんが揃う回。丘隊員のクローズアップが多い。やっぱり美人です。巨大な女性が登場する珍しい回。そのままの姿でウルトラマンと戦ってくれるとうれしかったがそうもいかんかったのでしょう。ウルトラマンも触るところに困るでしょうから。宇宙人でも吸血と言えばコウモリなんですかねえ。もしかしてコウモリはタコと一緒で地球外からやってきたんだろうか。超音波も分かるらしいし。
これだけひねた作品群を見ると、タッコング津波怪獣とか、怪鳥がやってくる前後編の王道ドラマを見たくなります。戦いで壊された街がすぐに復興しているのを見ていると、ウルトラマンの時間軸はウルトラQといっしょで前後が関係していないように思えます。しかしウルトラマンの成長とか武器は過去がないと説明できないし、その矛盾が昭和の怪獣プロレスドラマ。昔はそんなこと考えませんでしたけど。それとも政府が有能か国債ジャブジャブで街の復興が早いのか。MAT の実働隊 6人 で間に合っているようなので、それだけ怪獣が登場する頻度が少ないのかもしれない。MAT の裏方さんはたくさんいるんでしょうけど。面白かった。

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女獄門帖 引き裂かれた尼僧

開始早々サイケなギター。ダイナミックに燃える溶岩?からタイトルドーンで裸というタイトルロール。なかなかのスピード感。冒頭からおみのの壮絶なシーンが繰り返されます。男に襲われるわ、雪の中を逃げて冷たい水にはまるわ、大根は丸かじりするわ、川の水は飲むわ、腹が減って拾い食いはするわ、逃げて川の中に隠れるわ、信じた将来は『駅弁刑事』『影の調査官』になるだろう人には見捨てられるわ、山で汚ーい男どもに乱暴されるわという目に会いながらも縁切寺を目指すおみの。おみのを演じる田島はるかさんがもう大変。ひどい目に合うのは美人さんだろうと思ったので、失礼ながらも見た目の感じでおみの役と愁月院の尼さん役は逆じゃないの?と考えましたが、映画のとおりで正解だった。おみのが逃げ込んだ縁切寺では、男はとにかく敵。その中でも折口亜矢さん演じる尼さんにとっては男であるというだけ死に値するのでしょう。おかしな寺の中でも唯一の男は志賀勝。白塗りの見た目が強烈。オカルトポルノとか呼ばれてますが、なんだかんだと映画なわけで、炎の中のバトルとか、雪や自然を背景にしたシーンは迫力満点で、映画『砂の器』の放浪シーンを思い出せます。特に炎のシーンはみなさん命がけではないかなあと心配するが合成なんでしょうか。あとは頭が無くて首から血が出ている死体がよくできてます。身体はまちがいなく役者さんだと思いますが、どうやって頭を隠してるんだろう。水を飲もうとしたら桶の中にアレがあったというのは、映画『怪談』のワンシーンを思い出させます。男嫌いなおかしな尼さんかもしれませんが、そんな尼さんにもなんだかんだと過去があるわけです。その元凶となったシーンが挟まれたりして、彼女一人のせいにさせない脚本と監督のやさしさも感じられます。そのシーンが挿入されるタイミングも絶妙。刺激的な人だらけですが、その中でも異色なのが尼さんの娘だろうサヨちゃん。女の子なのでしょうが男の子にも見えて、そのあたりで最後にどんでん返しでもあるかと期待する。でもその分からなさや成長がラストのお股の血に関わってくるのでしょうねえ。劇中で流れる音楽はエレキギターやキーボードとかが使われていておよそ時代劇っぽくない。けっこうロック。おみのが山の中で襲われるシーンのベースのメロディが怖い。殺した男はみんな鍋になるのかも。「サヨちゃん肉が煮えとるぜ」と志賀勝さんから言われて食べるサヨちゃんだが、食事シーンはしっかり後ろ姿のみというのがやさしいところです。後で考えると、登場人物が一人残してみんなどうにかなってしまうというのも大胆な話し。タイトルは『引き裂かれた尼僧』ですが、物理的に引き裂かれるのはみんな男。でもここはそう考えずに寺の尼さんが過去に受けたことを言っているのでしょうねえ。素晴らしい女優さんだらけの映画。ああ面白かった。

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アンドロイド(ANDROID)

MAX404 はクラウス・キンスキー様演じるダニエル博士が開発しているアンドロイド。ただ一人というか一体で宇宙ステーションを監視している。見た目はジャージをパンツインした普通の人間ですが、髪の生え際がアンドロイドっぽいかも。アンドロイドではあるが人間のエッチやら文化、風俗に興味津々の様子。ミニチュアモデルに男女の凸凹を再現するあたりは相当なもの。なんだか思春期の子供状態。地球に行きたい、シカゴを見たいと興味はつきません。そこに悪い奴とはいえムチムチっとした女性を含めた人々が入ってきてしまうから MAX はドキドキ。ステーションにやってきたマギーにケラー、メンドスたちには見ていてイライラしっぱなしだし、ダニエル博士のけっこうな横暴さも嫌な気分にさせます。MAX が言うことを聞かなくて不満なら、それなりにプログラムし直せば良いのではと思ってしまう。しょせん人間は野蛮でバカなのよというよくある SF ドラマかと思ったが、最期はけっこうどんでん返し。あの人が食事のときに見せた仕草とかに後から納得。ダニエル博士が本社からの指令に強く文句を言うのも分かる気がする。MAX の他に神話っぽい名前の女性形アンドロイド CASSANDRA=カサンドラが登場する。CASSANDRA の登場と、劇中で MAX が観るフリッツ・ラング監督の『メトロポリス』からマリア誕生のシーンが重ね合わせられ、これがなんかの肝になるんですよと気が満々。ただしアンドロイドの行動がプログラムのバグによるのかなんなのかは分らない。その辺は偶然ということか。ダニエル博士が言う『道徳回路』の塩梅でしょうか。そもそもがなぜダニエル博士がステーションにいたのか。なんだか同じことが繰り返されてきたような気がします。宇宙空間での宇宙船シーンはちょっとしょぼいですが、ステーションに進入するところとか、ステーション内の様子もけっこうかっこいい。宇宙船がサンダーバード2号っぽく見える。ラスト近くの首だけのシーンはよく出来てる。もしかしてクラウス・キンスキー様は名前貸し程度の出演かと思いましたが、かなり重要で満足一本、一本満足♪ 振り返ってみれば内輪もめの話しなような。意外なところは音楽。ボビー・ムーアジェームズ・ブラウンの "It's a Man's Man's World" 、それからジャンゴ・ラインハルト "Heavy Artillery" となかなか宇宙とは思えない選曲。モニターの枠の中をスクロールするようなエンドロールも素敵。ああ面白かった。

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悪魔くん VOL.2

メフィストがますます良いおじさんになっていく。水妖怪が怖かった。
第8話「水妖怪」
顔だけは今までと比較にならないほど怖い。目玉が取れそうなところとか顔の溶け具合とか、とにかく怖い。攻撃方法がペロリゴンっぽい。水になって壁をつたっているところはおそらくビニール。ホースに吸い込まれたりするシーンも面白い。一瞬だがでかくなったりする。『水』というだけあって弱点はアレしかない。最後は池の水全部抜く作戦。ちょっとやりすぎな感がある。
第9話「吸血鬼」
最初は怖そうでしたけど、美容院内の展開はメイクを含めてちょっとギャグ。カラーだったらもっとギャグ。でも配電室での戦いはちょっとマジ。古い開閉器とかトランスの設置状況などが興味深い。きっとこの回は電気バチバチをやりたかったのだろうなあ。この回の重要なところは魔法陣のある洞窟に悪魔くん以外の人が入ってくることではなかろうか。見ればみるほど情報屋が憎らしい小僧に見えます。勝手に人の家に上がり込んで盗み聞ぎするところが昭和。もう一人の友達がかけているメガネがレトロで欲しくなる。あとはメフィストの靴のつま先が丸まっている様子がよく分かる。最後が夢の島っぽいところが社会風刺な感じ。吸血鬼を演じる方の地顔は、狼男の方が似合う気がする。
第10話「シバの大魔神
メフィストの弟が登場する重要な回。メフィスト役が俳優さんが途中で変るのは有名な話しですが、それを弟で対応するところが素晴らしい。シマシマのハットがなんだかアメリカっぽい感じがする。ひげははやしていないが、あきらかに作り物だろう超ワシ鼻とか原作漫画に寄せている感じがする。弟の方が本当のメフィストで、今までのが兄とか親父な感じ。もうちょっとシワを増やして眼を大きくしたらもっと似ている。メフィストたちを除けば話しはけっこうシリアス。家が浮き上がるところはよくできてるなあと思います。おそいかかるでかい石像も見た目はアレでも重量感と迫力があります。最後の大爆発の特撮もけっこう派手。メフィスト兄から弟に変わる大事な回。メフィスト兄がいなくなる理由も人のためだったのだと思うとジンと来る。別れでありながらこれだけ明るいのもめずらしい。悪魔は地獄だろうがどこでもへっちゃらということか。
第11話「幻の館」
この話しからメフィストが『弟』になる。ちゃんとタイトルロールも弟に変わっている。杖の上げ方が若々しい。鼻が初出の時よりもワシ鼻になってない気がする。メーキャップだろうから毎回ちょっと違うのかも。悪魔くんメフィストを呼び出す呪文が長い。そして登場するメフィストがエレキを持っていておどろく。テスコかグヤトーンか。なかなか軽快。エレキ合戦が全盛の頃でしょうか。しかしそんなことよりも今までの悪魔くん史上最高の回。女優さんが。北原しげみさんという方なのだなあ。ドラマ『アウターリミッツ』でいえば昆虫美人のような。なんとも美しい方です。クローズアップも多い。メフィストもデレデレ。でも結局妖怪なんですけど。悪魔くんの妹が終始登場するのもめずらしいです。
第12話「狼人間」
吸血鬼が出たので次は狼男。スコットランドから始まる。なぜスコットランドと分かるかというとそういうテロップだから。ロケ場所は日本でしょうけど、ちゃんとガイド役が外人なのが偉い。そして東京国際空港に移ります。空港が映るのはめずらしい。当時の雰囲気がよく分かります。大人の記者に交じって青木博士にインタビューしてしまう情報屋が、図々しいを通り越してなんだかかわいく見えてくる。青木博士がスイッチを入れると何もなかった部屋が研究室に変わるところが面白い。出だしが「情報屋がいなくなったから探して!」とメフィストに頼む悪魔くんだが、いったいメフィストをなんだと思っているのやら。キバが武器になるシーンが稚拙でも面白い。
第13話「ドクロンの踊り」
悪魔くんの彼女(?)登場。ナイフ投げに人間ビン詰め、魔力の連発と大サービスでエンターテイメント感があふれる回。地獄やお化け屋敷みたいなセットとかお金もかかっていそう。メフィストが地獄にいることが良く分かる。魔法陣で呼び出されないのは初めてかも。地獄で出会う悪魔くんメフィストだが、メフィストの態度の素っ気無さにさすがは悪魔と思う。ドクロン妖怪の最後がなんとも宇宙時代な感じ。悪魔くんはいつでもソロモンの笛を持っているのだなあ。すごい危機管理。このあたりが『天才少年』設定によるものか。
もう観るのは良いかなあと思うが、ドクロン妖怪の回の予告編がまた面白そうだったので困る。なんだか悪魔くんみたいな少年が登場しそうだし大地は裂けるし、一大スペクタクルな予感ですが、期待が多すぎか。

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国連情報監視団 エンジェルターゲット 殺戮天使

岡田奈々さんが出ているので見る。国連情報監視団・ユニショフと経済戦略戦線、略して『ESF』の戦いの物語。狙われるのはバイオマスの技術。筑波学園都市に向かう長谷川初範さんとバイオマスの学者たちを狙う ESF たち。マシンガンで撃たれる脚が痛々しい。メガネのリーダー風の冷酷男は絶対大杉漣さんだろうなあ。新人メンバーの森永奈緒美さんが歩く街並み。90年代に入ったばかりというのはこんな感じだったっけか。岡田奈々さんはユニショフのリーダーなのだがなかなか顔を見せません。新入りの森永さんに対する「誰も味方をしてくれない組織」云々のセリフがかっこいい。岡田さんの後ろ盾っぽいのは「おじちゃま」と呼ばれる久米明さんただ一人。面白いところは表向きは人材派遣会社で活躍するのがほぼ女性。そして岡田さんとそのボディガードたちが芸者さんだったり、剛腕江夏豊さんが力車の車夫だったりする設定は海外向けなんでしょうか。最初の頃の御座敷シーンは思い切り1960年頃の映画風で良い感じ。岡田さんや水野真紀さんも見どころなのだが、なんといてっても小顔な森永さんのアクションがすばらしい。スタイルもすばらしいし。ジャパンアクションクラブ出身で特撮物でも活躍されていた方なんですねえ。『頭より肉体派』設定の水野さんがかすみます。でも水野さんの金髪のカツラはよく似あう。ハッカー結城めぐみさんが使うパソコンが FM TOWNS。ユニショフのデータベースを表示したり頑張ってます。水野さんの車中電話がでっかい IDO。登場する車たちといい、色々なつかしいです。でもタイトルロールのギザギザなパソコンフォントが今となってはちょっとしょぼい。ユニショフが順調に作戦を進められるかといえば当然そんなことはなく、裏切りや意表をつく展開、想定外など、途中でかなりつらい目に会う。岡田奈々さんのかわいい小顔も険しくなって「ユニショフはバラバラの全滅か?!」と見ている方も(そんなはずはないと思いながら)ヒヤヒヤ。人を殺すシーンがけっこう力をいれています。かなり血まみれ。ある人はバラバラ。マシンガンであれだけ撃てばああなるか。大杉さんの最期も容赦ない。車夫の江夏さんも戦うがやっぱり武器はアレだった。現役時代にやったらプロボクサーが素人を殴るようなもので、プロ野球永久追放かも。飛んだり踏まれたり、戦いにおける森永さんの熱演は賞賛もの。女優さんたちの顔も汚れます。数ある戦いシーンの中で特に素晴らしいのは着物姿の岡田奈々さんの立ち回り。唐傘で舞い、刀でぶった切る姿がかっこいい。ひと昔前の任侠映画を思わせる。着物かと思えば革のブルゾンにサングラスとか高級マンションのベッドでガウンだったり、色々な岡田さんを楽しめる。殺しとアクションばかりではなく、短い中に水野さんと長谷川さんのちょっと大人な雰囲気があったりして、それが「ESF 憎し!」を倍増させるなど色々考えてます。1990年ごろといえばイラン・クウェート情勢や軍事監視とか平和維持活動の安保理決議とかがあったころ。国連の存在がクローズアップされての本ビデオ製作となったのでしょうか。ああ面白かった。

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