gn to t.Y. 覚え書き

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覚え書き

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ギャラクシー・クエスト (Galaxy Quest)

スター・トレックっぽいテレビドラマで活躍していた俳優たち。今ではファン・イベントやサイン会で食いつなぐ。そんな彼らがほんとうの宇宙人・宇宙・冒険に出くわす。俳優たちが真面目にやっているのが面白い。それが仕事であるのだが。地球と宇宙船を移動す…

ワナオトコ(THE COLLECTOR)

Bela Lugosi's Dead が聴けて感動する。エンドロールに Daniel Ash や Peter Murphyに、BAUHAUS の名を見ると感無量である。SPECIAL NO THANKS というクレジットがあって、それは時計を盗んだ奴とかでおかしい。アーキンの娘さんや逃げる娘さんとかの子役を…

十三人の刺客

DVDで見直して思うのは、この映画すばらしさは、エロ男爵抜きの沢村氏を観られるところにある。最後まで武士らしい。監督らしいというのか、R指定っぽいところがあるが、この大人数を監督できるところはプロだなあと思わざる終えない。悪者を罰する筋立てに…

人間

ライフ・オブ・パイが(あったかもしれない悲惨な)出来事をオブラートで包んだ映画とするなら、こっちは素のまま「はい、どうぞ」というもの。白黒映画であるせいか古いドキュメンタリーのようだ。役者さんたちの演技は、「ほんとうに絶食してました」的な…

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(Life of Pi)

DVDを借りて見直すと、3Dで観たほうがよかったかなあと思う。でも吹き替えはいやだが。どの話しを信じる?と問われて、この人は結局うそつきかと分かる。そうなると、真実は永遠にわからんので、なんのための2時間だったのかと悲しくなるが、何でもありが映…

恋の罪(Guilty of Romance)

題名が良い。題が付いた時点ですでに良い映画。配役良し。おかしな人々がいっぱいだが、だんだんおかしくなく思える。みんなおかしいせいかもしれない。いちばん好きでないのは女刑事の旦那さん。ほんとに好かん。女大学教授のスーツが良い。お札をくわえて…

最終兵器彼女(The last love song on this little planet.)

原作が漫画やアニメを実写化すると、イメージが違うとか、話しや世界観が変わってるなんてことが多いと思う。そんな映画があることはほんとうのことだろうなあ。でも原作が無いものと考えればいいんではないか。この映画も元は漫画らしい。なんだかんだと2回…

サムサッカー 17歳、フツーに心配な僕のミライ(Thumbsucker)

邦題が長い。少しの分子構造のちがいでヤバい薬になりえるものを投薬され、活発な性格になっていくところは、「アルジャーノンに花束を」とかアウターリミッツのデビッド・マッカラムを思い出したりして。監督によっては、このままホラーになったり、SF的展…

イベント・ホライゾン(Event Horizon)

配役が良い。女性船員スタークさんがいかす。ウェア博士が乗船するまで地球にいたとするなら、どこで闇の次元に取り込まれたのかわからなかった。宇宙+ホラー。装備無しで宇宙に出てしまった船員を船長が連れ戻す場面には、驚いたけれど面白い。緊張感漂う…

悪魔の手毬唄

冒頭から永島暎子さんである。不幸で重要な役である。物語の重要な役であるにもかかわらず、出演者の名前が小さい。2、3番目くらいにもう少し大きな名前で出してくれていいものを。台詞の多い映画だけれども、すべてが普通の会話に聞こえる。弁士からトーキ…

フィクサー(Michael Clayton)

原題はジョージ・クルーニー演じる弁護士を名前なのだが、「ティルダ・スウィントン」さんでも良いかもしらん。彼女はたぶん真面目な人で、仕事のためについつい良からぬことを考えてしまう。実際に手を下す男は、彼女に明確な指示をさせようとする。彼は責…

ビジター(Static)

しばらくこうした映画を観たことがなかったので、「こんな結末もあったなあ」なんて気持ちになる。なぜ観たのかというと、トランス・ワールド(Enter Nowhere)のサラ・パクストンが出ているからだ。トランス・ワールド(2011年)では、なんだか80年代っぽい雰囲…

少年は残酷な弓を射る(We Need to Talk About Kevin)

映画「フィクサー(Michael Clayton)」に出てたティルダ・スウィントンさんが気になって借りた。もしかすると脇腹が印象に残ったためかもしれない。母親の言うこときかない子供の行く末と、その母親の混乱という単純そうな内容。子供の振る舞いはホラーだし、…

ジーンズブルース 明日なき無頼派

開始早々の、中年男を始末する場面の遅いけど速い速度感がすばらしい。梶芽衣子さん演じる主人公の表情がすばらしい(炎上する車を見ているところ・渡瀬恒彦氏を見ながら過去がよぎるとき・服を買った後、部屋で渡瀬氏を拒むところとか)。梶さんの台詞が少…

ミッション:8ミニッツ(Source Code)

なぜ観たかというと、監督がダンカン・ジョーンズ氏だったからだ。「月に囚われた男」が面白かったので。良いSF映画。原題と邦題がぜんぜん違うが、原題から考えるに、この映画の主点は、主人公に仕事をさせるプログラムにある。邦題は単純にアクションをと…

「今日はブルジョワだぞ」と言って、すき焼肉を手渡す。映画では生保会社が労働力をさくしゅする代表になっている。職を求めて行き着く最後の場所だったのかもしれない。成果をあげられなかった5人が出ていった事務所に、見習い15名を補充する連絡が入る…

デイブレイカー (Daybreakers)

ヴァンパイアが大勢の世界。人間たちは集められ血が採取される。その一方、減っていく血のために代用血液の研究を進めるがぜんぜん進まない。何も解決せずに暗い結果で終わるのだろうなと思ったら、ちょっと違っていた。よくある物語かもしれないが、少しは…

でんきくらげ

古い映画の中に出てくる暮らし。たとえば渥美マリさんが踏むミシン。裸写真のトランプも温泉土産とかであったような。屋台のラーメンを車の中で食べるのは、現実世界でも何だか楽しそうだ。すでにモーテルのベッドは回転していたのかと感心する。この頃はDNA…

女教師

音楽の授業をしているとき、生徒たちが永島暎子さん演じる女教師に冷たい眼を向けている。そのときの古尾谷雅人氏の眼が印象的。憧れやら侘びやらなんやら、あらゆる感情があるよう。今なら何才か。予告編を観ると、本編に無い場面が出てくる。予告編では樹…

30デイズ・ナイト (30 Days of Night)

凶暴で運動能力の高いヴァンパイアが良い。強すぎるヴァンパイアたちに、肉を切らせて骨を断つ的な方法で戦う保安官。ほんとにジョシュ・ハートネットは良い人だ。いちばんすばらしいのは、最後の、白夜明けの陽を保安官夫婦が見る場面。これになんだか感動…

ルパンの消息

立派な俳優さんがたくさん出てきて、みなさんがすばらしい性格を持たされていますが、主役は佐藤めぐみさんと羽田美智子さんの二人だと思います。最後の取調室で遠藤憲一さんが昔を思い出すときの表情が良い。これは映画ではなくて、テレビドラマだったらし…

天使のはらわた 赤い教室

ぼけた白黒のタイトルロールで、蛇口から出る水や、校庭のフェンスとかが赤く色づけされているのが印象的。タイトルロールが終わってすぐ、女性が歩いてくるシルエットが映る。これが良いと思ったら、実は作中で上映されているブルーフィルムだった。何だか…

パンズ・ラビリンス (Pan's Labyrinth, El laberinto del fauno)

主役の女の子や憎たらしい将軍など、すべての配役が良い。これが日本だと事務所のタイアップとかで、映画を作る前から決まっているんだろうなと疑ってしまう。初めて劇場で観たトロ監督の映画は「ミミック」だったが、これも配役がよかった。ヘルボーイもよ…

ゴジラ×メカゴジラ

無線で電力伝送、遠隔による操作に、移動は吊るして運ぶとか割と現実っぽい設定がいい。物語は人間対ゴジラ。未来人、宇宙人が出てこないせいか物語に無理がない。配役も良く、総理大臣が水野久美さんから中尾彬さんに交代する筋立ても良い。六平さんの博士…

終の信託

最期は裁かれないわけがない。そうわかりきっているけれど、そうあってほしくないと考えさせられるのは、女医と患者のやり取りと観ているせいだろう。普通に楽しめる映画を作るとするなら、女医が承諾の書面を持っていたとか、誰かが現れて救われるとかいっ…

ハサミ男

あとでわかったが、「天使のはらわた 赤い淫画」と同じ、池田敏春監督作品だった。結末がわかっていても、何度か借りて観たりする。シリアスな麻生久美子さんに惹かれるのだろう。そんなのだと「回路」の彼女もよかった。もしかすると永島暎子さんと同じ匂い…

GONIN

初めて観たのは武蔵野館か文芸座で、観た理由の30%は永島暎子さんが出ているせいだ。石井監督というと、名美という女性が有名だが、永島さんが演じてもおかしくないと思う。この映画に名美は出ないがナミィーというタイ女性が出ている。万代が自分のディス…

ヌードの夜

映画最後の名美と村井の絡みは彼の妄想だろう。名美は幽霊かもしれない。何にしろ、村井の想いがかなえられた結末だろう。最後の恋人代行も妄想だったのだろうか。海に落ちた名美を救ったことさえ妄想だったかもしれない。石井隆氏の映画の多くは暴力であふ…

狂った果実

石原慎太郎氏ではなくて、ロマンポルノのほう。素直に愛することのできない女性が中心になって、引き起こされる暴力の果てを描く。好きな子ほどちょっかいを出したくなる小学生の大人版。主人公がぼったくりバーで働いているので、どうせお互い悪いことして…

非行少女ヨーコ

家出をしたヨーコがたどっていく現実。映画のなかで「ラリパッパ」という言葉が出てくる。これは睡眠薬でハイになっている状態のことだ。ラリパッパのヨーコは、まともになろうとしていく周りを尻目に、ラリパッパであり続ける。しかしハイになってばかりで…