gn to t.Y. 覚え書き

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覚え書き

戦場でワルツを(Waltz with Bashir)

つかの間、日本のアニメって「何だかなあ」という気にさせる。他には「スキャナー・ダークリー」とかも。キャラクターではなくて、ただ表現ためのアニメだと思う。消えてしまった記憶を探す。消えて、あるいは消されてしまった者もいれば、覚えているものもいるわけで、その違いはなんなのだろうなあ。実際に手をくだした者とそうでない者。そんな違いだろうか。戦争はよろしくない。戦争している当人には仕事程度の意識しかないかもしらん。ユダヤの裁判にかけられた人のように。裁判の彼は「役人のようだ」と言われたらしい。たいがいにおいて、罪にしろ何にしろ、何かの意識にさいなまれるものだろう。それを封印するのも人間の能力かもしれない。再認識したところでどうにもならないから。それでも事実以上のことに膨らませないでほしい。誰のためにもならんし、いっときの麻薬療法みたいなものだ。タイトル「Waltz with Bashir」の由来に納得する。戦場は生死紙一重。若者の無関心さを表現する場面で流れる PIL の「This is not a love song」が良かった。面白かった。

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