gn to t.Y. 覚え書き

gn to t.Y.

覚え書き

D Episode3(ディー)

ようやく川俣は何者なのか、ちゃんと説明してくれました。プーチンの国から盗ってきたなんて、それだけでも猛者。説明によると、 Episode2 の後も北海道夕張とか渋谷区とかで、モンスターたちと数多く交戦してきた様子。ちゃんと政府の言うことを聞いていたんですね。タイトルロールが何やら細胞っぽい映像だったりするので、今回はバイオ怪獣かと想像してしまいます。悪夢を見ている川俣ですが、今までの何十人もの命をあやめてしまったなら当然か。この映画は音楽が良いです。劇中を含め、訳の分からないタイアップみたいな歌が使われないところも良い。特にエンドロールはハリウッドっぽい。けっこう胸が熱くなったりします。今回は人間に寄生して登場するモンスターですが、第1回ではけっこう巨大化したので、コンバットスーツの中でパンパンになって、まりも羊かん状態になるんかなあと心配しましたが、なんだかすごい身体になってました。もしかして機械にも寄生できるのか。間近に迫ってくるモンスターは「エイリアン」っぽく見え、全体を眺めると「遊星からの物体X」な感じ。「バイオハザード」の雰囲気もありますが、それはちょっと後の映画だった。みんな似たような雰囲気になるもんだなあ。でも身体グルグル攻撃は意表を突かれました。コンバットスーツが可愛く見えるミニチュア特撮も見ものです。ラスト近くの川俣の言葉を聴いていると、「あ、こいついい奴だったかも」と思ってしまいます。川俣をはるばる追ってきた人も、「お前に俺の気持ちが分かってたまりますか」という哀愁ただよう感じで、根は良い人そうと勘違いしてしまいます。それほど他の面子が憎憎しいということか。川俣の末路はよくありそうな話しですが、やっぱり衝撃な姿。言う事を聞かなければギャーとされるのはつらい。何をされても手も足も出せないんですから。どうせだったら、あの若者もやられてしまうように仕向けてオペレートしてしまえと、ついつい川俣を応援したくなります。最後は「つづく」となっていますので、次はどんどん政府連中にしっぺ返ししてほしいです。状況は違ってもこの最期の川俣の姿は「ウルトラQ ダーク・ファンタジー」とかでも見たような気がしますが、こうやって残されるというのも将来ありそうな話し。しかしこんな仕組みを考える人たちは、そんな仕組みで生かされたいと思うはずがない。突然現れたモンスターとコンバットスーツ。彼らの戦いざまになんじゃこりゃと思いつつ、その裏で色々と考えてしまう映画でした。晴れ。

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D Episode1(ディー)

D Episode2(ディー)

D Episode3(ディー)