gn to t.Y. 覚え書き

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覚え書き

インモータルズ-神々の戦い- (IMMORTALS)

オープニングはオラクルであるパイドラのビジョン。それはそのまま後半につながる。何やら石の箱のなかでうごめく者たち。それがタイタンだとは言われるまで知らなかった。メザシみたいにとらわれている様は見たことがなくて面白い。「タイタン」が神同士の戦いでの敗者に与えられた名とは知らなかった。後半の畳みかけるようなアクションシーン。人がアリのように見えるシーンがすばらしい。これは神から見た目なのだろうが。彼らから見れば人間など小さき者。ゼウスたちとタイタンの戦いがすばらしい。娘アテナの戦いっぷりがかっこいい。ゼウスが持つアレスのハンマー。ソーもハンマーを持っていたし、神はみんなハンマーが好きなんだろうか。鉄槌とか「槌」には何か神聖な意味があるように思えてしまう。人間同士の争いに干渉すべきではないとするゼウス。最後に彼はどんな決断をするのか。しかし命令に反したとはいえ、アレスをあそこまでしたのはなんだかやりすぎでは。息子にきびしすぎ。せめてハンマーを取り上げるとか。ジョン・ハートさんの言葉が続編を予感させるが、子供アカマスの顔がちょっとバカっぽくて残念。ヒーロー物映画がたくさん登場するけれど、元をたどればギリシャ神話なんだなあと考えてしまった。ヒーローチームはゼウス、ポセイドン、アテナ、ヘラクレス、アポロ。大事なことは神とはいえ不死身ではないこと。巨大な像がタイタンを取り囲んでいるシーンは、SF 映画でも不思議はない。主人公はスーパーマンだし。1981年の「タイタンの戦い」とはぜんぜん違う。ゼウスたちも若い。ポセイドンなんてヒゲを生やした老人のイメージだが、彼を含め若い神様ぞろい。ミノタウロスも牛頭ではないところが面白い。最新型ギリシャ神話。リサンドラーの隣に座る「ルメリアの道士」が「プロメテウス」のエンジニアっぽく見えた。パイドラがブラピの奥さんに似ている。アレスがサッカー選手みたい。子を作らせないため、つまり去勢するための手段がハンマーでドーンとはおそろしい。その後の戦場ではしっかりガニ股で歩いていた。ああ芸が細かい。出自のせいでうとまれているテセウスに親しくする名もない老人が実はあの人だったというのはおどろいた。最後に出てくるのもその老人だったのは、テセウスは死して神になったとうことなんだろう。警察官が殉職によって階級があがるようなものといったら怒られそう。特典メニューの別なオープニングとエンディングが紹介されているが本編の方が良い。面白かった。

 

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