gn to t.Y. 覚え書き

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覚え書き

メッセージ(ARRIVAL)

原題は "Arrival" なのに邦題は「アライバル」ではなくて「メッセージ」。確かに主人公のルイーズが関わるのが謎の言葉の解読だから「メッセージ」の方が分かりやすいと思ったのかも。でも良いところに収まったという意味では "Arrival" なんだろう。ニュースや騒動が広まり、言語学者ルイーズと科学者のイアンが登場、そしてようやく地球にやってきた謎の物体が姿を現す。このもったいつけぶりが大人。ヘリコプターの中でルイーズがイヤーカップを着けないところがリアル。どうやって未確認生物の言葉を理解し、彼らの意図を知るのか。結局触れ合いによるテレパシーっぽくなってしまったように思うが、そうでもしないと話しが進みそうにないのでしかたがない。言葉は解釈次第・時は流れるものではない・そして未来はすぐとなりにあるということ。結局アボットコステロは、人類をひとつにしなさいと言いに来ただけか。そうさせるための手段として、知りえる秘密を先に知る。そうでないと自分たちを助けてもらえない。ということは今のままならアボットコステロは何か悲惨な目にあっていたのか。彼らは時を行き来していたので、最後はピューンと乗り物で飛んでいかなったのだなあ。中国がいちばん偉い人でなくて解放軍少将が出ずっぱりなのが面白いというか皮肉。書記は飾りみたいなものなのか。ラスト近くはチューでなくて抱きしめるところが良かった。アボットコステロたちが使う文字が水墨画みたいでエキゾチック。彼らには線という概念が無いのかもしれない。面白かった。映画は「ライフ」SONY だったし、SONY は SF が好きになっちゃったのだろうか。

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