gn to t.Y. 覚え書き

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覚え書き

悪魔くん VOL.4

悪魔くんのDVDもついに最終巻。悪魔くんメフィストの仲の良さが絶好調。チョコレートをよこせというのは代わりませんけど。やりすぎな回も多い巻。
第21話「化石人」
冒頭から山崩れに雪崩とおおがかりな特撮。サブタイトルの「化石人」というのは、DVD 収録のデータファイルによると『ジュラダン』というらしい。うろこがあるようで半漁人をイメージしたような見た目。けっこうかっこいい。悪魔くんからは「妖怪、妖怪」と言われるが妖怪ではないと思う。化石人の人数が多かったりしてメフィストは苦戦するが、最後は豪快。ちょっとやりすぎではと思っていたら、そんなことを悪魔くんも言ってくれた。メフィストはてへペロ状態。こいつらやりすぎ。ビニール氷がたくさん見られる回。知っている役者さんでは室田日出男さんが出てました。
第22話「呪いの森の魔女」
村を呪う魔女と悪魔くんたちの戦い。メフィストが車を運転するが、見事に気に衝突しちゃう。ラスト、最期であろう魔女を背にしたメフィストの白目な決め顔がたまらなく見事なドヤドヤ。放送回の中でいちばんのドヤカット。
第23話「化けぐも」
小さな山村のミニチュアなお菓子茶屋から始まる素朴な話しも、山崩れやらミニチュア炎上やら最後はダイナミックな空港破壊まで予算の消化義務があるかのようにエスカレートしていく。田舎ののどかな風景で始まったとは思えないラスト。「化石人」もそうでしたが、今回もかなりやりすぎ? 化けぐもの見た目が、古いアメリSF映画のポスターに描かれる怪獣っぽい。最後の攻撃はペロリゴンでもおなじみなロケット攻撃。化けぐもの目玉のサイズ感がおっかしい。
第24話「カマキリ仙人」
カマキリ仙人の顔は雑だがけっこう怖い。雰囲気は「呪いの森の魔女」の鬼ババっぽい。夫婦と言われても過言無し。メフィストの杖と仙人のカマの戦いがなかなか白熱。仙人も山を崩すほどのパワーがあるのだから、情報屋の家族くらい家ごと粉々にできるはず。でも侵入の仕方がみみっちい。きっと仙人は遊んでいるのだと思います。最後は悪魔くんメフィストがデレデレ。湖吸い上げとか地割れとか土木系魔力多数登場。
第25話「人喰いダイヤ」
ダイヤに人が食われてしまう話し。ダイヤの中で戦っているシーンではダイヤが見事にビニール。ビニールハウスで戦っているようなもの。ビニールといえば水や氷でしたが、ダイヤもビニールとは。なんだかんだと悪魔くんメフィストが活躍するが、この回でいちばんの見どころは、何と言っても悪魔くんの茶碗の持ち方です。
第26話「透明怪人」
透明怪人というサブタイトルですが、それは登場する死神が持つ能力のひとつ。死神の道具を拾ってしまった悪魔くんの友だちが死神に狙われる。その死神の姿も狙われた人にしか見えないというところが恐ろしい。魔法大全集によれはメフィストは死神の仕事を邪魔することはできない。部署が違っても会社は一緒と似たようなものでしょうか。魔法大全集をスラスラ暗唱する悪魔くんはやはり天才。悪魔くんたちはメフィスト抜きで友達を死神から助けようとふんとうしますが、そううまくいくはずはありません。ツンデレメフィストがどうやって悪魔くんたちを助けるのかが見物。
第26話のラストでは今までの戦いのハイライトが登場し、「~お別れの時が来ました~」というナレーション。メフィストの最後の魔力は『グッドバイ』。悪魔くんの「またお会いしましょう」というメッセージで完となりました。特撮予算のかけ方の高低差が激しい巻でした。顧みると、いちばん水木先生らしい妖怪は「水妖怪」だったかも。

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